俺之脳髄(オレズイ)

俺の脳内はいつもこんなモノで満たされてます的ブログ。げんしけん、プリキュア、プロレスなど雑食気味デス。

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先刻

Author:先刻
過去にとらわれ万事後ろ向き
新しいネタに弱い情弱野郎ですが
周回遅れでぬるーくオタクしてます
お気に入りは「げんしけん」。 二次創作にまで手を染めてしまい、その因果で順調に人生が狂っています。
そのほか、昭和特撮、007、プロレス、アニメ、ダメ映画、スバル車あたりが先刻を構成する主成分です。

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宮部みゆき原作の「荒神」がNHKでスペシャルドラマ化。

BSはかなり昔に、ひかりTVごと解約したから、放送日にネカフェで席とって見てきた。

先に読了した原作小説やこうの史代さんの荒神絵巻も含めて簡単に感想を書き書き。


(小説も含むネタバレあり注意!)




荒神 (新潮文庫)荒神絵巻


「荒神」は「シン・ゴジラの元ネタ」だという噂を聞きつけて興味を持ち、お金をかけずに図書館で借りて読んだ(すまん、金欠なんや…)。


読んでいくと、それほどシン・ゴジラ風味は無かった印象だけど、若干の蒲田くんっぽさ、物語が進むにつれて変化する形態、ダメージ受けた攻撃への対応、実は人間が産み出したものだった事などにそれっぽさはあった。


それが姿を見せないまま襲われる(描写上の)最初の犠牲者とか、襲撃地に残された足跡とか、堅牢な建物をも傾け破壊する様子とか、最期に切なさを感じさせる部分も怪獣映画っぽさがあった。


…なので、映像化にはかなり期待のハードルが上がった。


(この後の個人的感想も小説と比べてしまっている。違う媒体なので仕方ないと思いつつ色々比較してしまって申し訳ないけど、番組自体は楽しく見ることができた)


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ちなみに大河ドラマの直後に番宣CMが入った時は、長女が「これ蒲田くんじゃん!」と盛り上がってた(すまんな、1人で見て)。



さてテレビ版感想。


久々にネカフェに行って席取ったんだけど、どうしてもテレビがつかなくて焦った。

席を変更していただいて仕切り直し。余裕を持って1時間以上前に来店してて良かった。



びっくりしたのはオープニング。

白黒画面で怪物(つちみかどさま)の姿もバッチリ写しながら、ナレーションで物語の大まかな核心もしゃべってしまう!


これには「ええええええ!?」だった。サクサクっと説明し過ぎではw


長編の小説をいかに2時間に収めるかという点では、詰め込んで説明不足になるよりも、視聴者にある程度の予備知識を与えておいた方が良いという配慮だろうか。


物語の中心人物として朱音がいて、曽谷弾正がいて、榊田宗栄、菊池圓秀、蓑吉とそのじっちゃ=猟師の源一がいる。ドラマではこの辺りまでで登場人物をざっくり整理。


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香山藩側の小日向さんや、やじ、謎の男の伊吉も割愛されてしまった…。

小日向さんは大して役に立ってなかった印象だからいいとして(いいのかw)、やじ出ないのは惜しい。どんな人が演じるのか見てみたかった。




香山側の仁谷村が襲われて、蓑吉が生き残るという導入は小説と同じだけど、永津野側ではお祭りの最中で、宗栄が旅の途中で行き倒れ蓑吉を連れてやってきて朱音たちとは初体面。


お祭りはオリジナル展開だけど、朱音の村落での立ち位置を簡単に分からせて、しかも首の後ろに梵字のような痣があることを描写(これは後に登場する弾正にもあってきょうだいの証のようになってた)、これまた原作に無いの子守歌を披露する機会にもなって、そこで早くも「つちみかどさま」という単語も出てくる、上手い改編かも。

怪獣の存在匂わせる土着の歌があるってのも良いなあw


「絵馬」も存在するが、中身は全くの別モノだった。

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2時間弱の中に物語を収めるため、その後も所々説明的になってしまうのは仕方ない。そのくせ結構オリジナルの描写と展開があるのは楽しい。


竜崎の殿様とその後継者がちょっと出てきたり。


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「絵馬」についても設定を変えて、しかもそれを守る侍まで新たに登場するが、この絵馬を巡って宗栄の殺陣も見られるが(あ、太刀はちゃんと持ってるんだ…)ギャグみたいな理由で絵馬が真っ二つになるとこは可笑しかった。


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序盤の圓秀が身勝手でイラッとくるキャラ。時間が無いからって治療中の蓑吉の傷口までスケッチしたがるとは思わなかったw


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「絵馬」の盗難も言いがかりではなくて本当に盗ってるしw




永津野藩の牛頭馬頭どもの砦をつちみかどさまが襲うシーン。ふすまを開けると巨大な目…これはショッキングで良かった。原作では目は確認できないけれど、映像化では目が必要だと思われたのか。


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砦から逃れて林を駆ける朱音と宗栄の周りを、砦の侍たちが悲鳴とともに落ちてくるのは怖い。

原作での消化液や、未消化の遺体は無かったけど、別の意味で怖い描写だった。


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香山藩側での登場人物として、仕置家老の柏原様が出てきた。もうこの段階で、曽谷弾正がつちみかどさまの正体を家臣にもバラしてるし、嫁さん(竜崎の血筋)を生け贄にしようと言い出してる。


柏原さんは病に伏せった感じの姿と、夜間の陰影が迫力を出していた。香山側が割愛されてるので、このままフェードアウトしたけど、一番真相に近い役割なんで勿体ない気もした。


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ちなみに部下に絵馬の奪還と、怪物の実態を説明するんだけど、部下とはいえそこまで言っていいのか…。

香山藩の呪術で作られた生物兵器ってことも早い段階で明らかになった。この怪物づくりの詳細は源一が説明。粗いモノクロで不気味な描写は良いけど……みんな事情通だなぁ。



砦襲撃から生き残った朱音、宗栄、圓秀と、途中で合流した源一が戻ってきて、蓑吉と再開。


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ちょうど弾正から逃れてきた奥方と一の姫&家来もやってきた。生け贄にされるって情報を得てるのに、なんで出現ポイントに近い村にやってくるかなぁ……朱音がいるからってのは理由になるだろうか?

むしろ藩主・竜崎の殿様のとこに逃げればいいのに実家だし。


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しかし、ここで奥方が朱音に、弾正の愛情を受けているのは自分では無く朱音様…と真相に迫るセリフを吐いているので必要よね。




朱音が怪物の存在を伝えて、村からの避難を訴えるけど、おせんらが反対する。ここまで、朱音のもとでせっせと積み上げてきた養蚕の産業を捨ててしまうのは惜しい。

お、これはまるで「避難とは、住民に生活を根こそぎ捨てさせることだ。簡単に言わないでほしいなぁ…」(シン・ゴジラ/里見総理)だなw


おせんは本当に村娘って感じ。

小説読んでて美少女に脳内設定してた俺の純情をかえせw




そうこうしてる間に、つちみかどさまが現れて村を襲撃。

原作(夜)と違って白昼堂々の襲来は、はじめてその全体像をはっきり見せてくれて良い感じ。


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大きい目が追加されたと思ってたら、小さな目や手、牙?が体中にあって不気味。蒲田くんどころか物体X的な気味の悪さがあった。


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村人が火を放って攻撃をしたり、奥方の家来と源一の連携プレー(矢で目を射る→ひるんで上体が起きたところを心臓付近を銃撃)は良かったが、自己修復能力の高さが不気味だった。

矢で射られた目がポロンと落ちて奥から新しい目が出てくるのだw


逃げ遅れたおせんを助けようとして加介が死亡。原作での怪物迎撃で頼もしかった庄屋の息子も……。


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つちみかどさまの襲撃を食い止めたのが、〝じい〟だったのは原作通り。


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最初に蓑吉が運び込まれた時、怪物の噂の段階で、表情を険しくしてたし、奥方を早く村から出すように進言したりと伏線を張っていた。

しかしこのお鎮まりくだされアタック、原作では腹や掌に香山の紋を刃物で切り入れている命懸けの行為だったんだけど、ドラマでは、墨でお腹に紋を書いて現れたw


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そういえば襲撃直前に硯をジャーコジャーコ摺るシーンがあったわ。ちょっと拍子抜けしたけど、鬼気迫る感じは表情から伝わった。


さすがにつちみかどさまもこんなん相手にしたくは無いだろうw



最終決戦はやはり山寺。

弾正と牛頭馬頭の連中が待機してるけど、寺の中で朱音たちが和尚から事情を聞いていたのには気付かなかったのか……?


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ドラマは色んな要素を切り落としていたけど、朱音が打ち明けた兄妹の過ちはしっかりと描いた。そこは偉いとおも。

呪術者の血を引く(原作での柏原家の出自はカット)自分たち兄妹の過ちが、眠っていたつちみかどさまを目覚めさせた。


だからこそ「あの怪物はわたし(と兄)の子供です」だという。原作同様、詭弁と知りつつ押し切られてしまうんだな宗栄さんは。



呪詛の紋は原作通り圓秀が「1つの絵として」書き写す。

背中に呪詛を描いた朱音が食べられて、つちみかどさまをコントロールしてる間に宗栄がトドメを刺すのは原作通りだけど、まさか弾正が朱音をかばって先に食べられるとは……。


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朱音と一体となったつちみかどさまだからこそ、弾正を喰らう場面がドラマチックになるんじゃないかと思うんだけど。そこは惜しい。


惜しいといえば、我儘を言わでていただくならば、つちみかどさまの第2、第3形態も表現して欲しかった。村で反撃されてシャープな体になったり、最期は朱音と一体化した最終形態の美しさを映像表現して欲しかった。


ドラマでは朱音を食べてから汚い皮がむけて(笑)白く輝く身が出てきたけど、もっと女性的な細身の化身を見てみたかった。


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あの大きく不気味な目のままで涙うるうるされるのは…w


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エンディング、印象深い圓秀のその後を描くエピローグはなくて、割と気楽に絵を描いてみせたw


あら残念…と思ってたら、意外なところでラストの余韻を残していきやがった。


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朱音と弾正の墓参りをする宗栄と弾正の奥方とその娘(一の姫)。風が吹いて、一の姫の髪が風に揺れると首の後ろに朱音、弾正と同じ痣が。

不気味な余韻と、因果は断ち切れていないのね(´・ω・`)的な寂しさが残ったいいエンド。



ドラマは、かなりな端折りと独自展開だったけど面白かった( ^ω^ )


贅沢を言えば前後編か、あと1時間くらい時間を掛けて、朱音と宗栄のつながりを深めたり、蓑吉と宗栄、蓑吉と村の衆の交流とか描写を増やして欲しかったなと思った。



さて、ドラマ版を見た翌日に、こうの史代さんによる「荒神絵巻」買った( ^ω^ )


18021901039.jpg 荒神絵巻


こんな素敵な挿絵で新聞連載してたのか、優しい絵柄に魅入った。


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小説は「シン・ゴジラ」の元ネタとか言われてたけど、挿絵はそのまま「この世界の片隅に」のこうのさんだし、2016年の傑作2本に連なっていくんだなと勝手に感慨深く思ったり。


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はじめに小説を読み、個別に絵巻に触れたのは良かったかも知れない。テレビ版も交えて、それぞれのイメージで「荒神」を楽しむことができた。




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