10話「サドマゾ」
春日部さん回というかぷよぷよ回というか、ガチオタを彼氏に持った人の苦労が分かる回。歩み寄ろうと考えるだけでも凄いよ咲ちゃん。
そしてこの話での斑目の活躍って、結果として自分の首を絞めているような気がしてきた……。
「激しいゲームの時ほどコーサカの目は動かない」
ゲームに集中する高坂、呆れつつもこの先のつき合い方を心配する春日部さん。
(全然こっち見ないし)と思った時、その気持ちを察して春日部さんを抱きしめることのできる高坂は偉いと思うけど………ゲームプレイしながらゆっくり顔だけ向けるのちょっと怖いよw
ようやくイチャイチャできるかと思ったら深夜アニメの時間だぁぁぁ!w
しかも「今日1日 これが楽しみだったんだ!」と言われたらそりゃ泣くわな。
よくキレたり諦めたりしないなぁと、春日部さんの忍耐強さに感心してしまう。
で、後日、こうした日常の鬱屈を部室で吐き出すように大野さんをイジる春日部さん。
その向こうでゲームを楽しむ斑目(前回の怪我でギプスしたままプレイw)と笹原をチラと見てから、大野さんの乳の大きさの話題へ移行w
「そのマンガみたいな乳を表現するにはそんなカップが必要なのか……」
「まるでサッカーの…」
(「J」リーグ?)
(「W」カップ?)
いやいやいや、いくら大きいといっても…Jでも大きすぎでしょ。
扉絵の大野さんの乳は確かにすげいけどw
しかもこの話題フリが「相談するためのきっかけ作り」だと……大野さんの(きっかけってだけで私を……?)との心の声が可笑しい。
「高校の友達」の話題として「オタクとつき合う女性の悩み」を話すけど…。
現代ならともかく、10ウン年前で「オタ男×一般女」なカップルあんまりいないでしょ……あ、ウチはそうだった。
「でさー…夜Hする時にテレビつけっ放しにしとくらしいのよ 壁が薄いからごまかしの為だって男は言うそうなんだけどさ」
「途中でなんかアニメが始まって…… しかも直前にバックポジションになって そのまま30分……」
この話題に「30分も保つなんて凄いですね!」と、言葉に詰まって身も蓋もない感想を吐き出す大野さんw
そのアニメの時間帯を聞いて、自分たちも見てたという斑目と笹原。
「そっか…… やっぱ見てたか……」
「じゃーやっぱアレか!! コスプレとかした方がいいのかな!!」
語るに落ちて泣いちゃう春日部さん。こんなに弱気なのは初めてでは?
コスプレでのHなどに関心があるのか…。アダルトビデオのコスプレ物やコスプレの同人誌の話題を(春日部さんと大野さんの方を向かずに)話してる男2人w
「もっと根本的な問題はさ その友達もオタクになれるかって事じゃないの?」
「だって俺らってほとんどの時間そーゆう事考えてるんだよ? ゲームとかアニメとかそんなんばっか それは高坂だって例外じゃないはずだ」
斑目の言葉に、高坂とつき合うにあたっては「私もなんかひとつくらいゲームやれなきゃダメかぁ……」「下手なコスプレして気を引くより健全だよね」と思う春日部さん。
彼女からオタクに近づこうとすることに驚く斑目の、目のアップのカット……7話辺りから彼女を意識しつつあるという斑目の気持ちが表れているのかな。
ここで春日部さんに「ゲームを出来るようになれば…」と思わせたのは斑目だったんだよな……。これ後々、重要なのでは?
斑目たちは春日部さんに「ぷよぷよ」を教えることに。
この行為は、春日部さんが何とか高坂に近づこうという「努力」なんだけども……。
今回のゲームプレイ特訓は実を結ばなかったけれども、後年、春日部さんが自発的に高坂とゲームプレイしていたことが、斑目に衝撃を与えるわけで(→32話・フタリノセカイ)。
今回の斑目の煽りは、そのきっかけを作ったのかもしれない。
何だかんだで斑目は、春日部さんの恋愛のアシストをしてしまっていて、それが後々自分が苦しんでいるんだなぁ。「こいつに初めてのチュウしたれ」とか、今回のオタクに近づけてしまう煽りとか……。
ぷよぷよの特訓をした春日部さん。
コーサカとのつき合い方の手がかりを得て満足げな表情。
一方、斑目や笹原は…
ここ好きw
せっかく特訓してまでコーサカと対戦したのに、わずか32秒で完膚なきまでに打ちのめされる春日部さん。高坂は接待プレイはしないらしい……容赦なし。
放心の春日部さんは布団を被って「ぷよぷよのコスプレ」。
もう二度とゲームをしなかったとのこと(後にやるようになるけど)。
第10話・その後は1コマ。
アレは「ぷよぷよ」ではなく「ぷよ」だという高坂の心のツッコミ。
高坂が顔に滝のような汗……完璧超人の彼としては珍しい描写。春日部さんの行動を目の当たりにして焦ったり呆れたりするアクションを取ることも、ある意味で心が通うというか、春日部さんとの距離が縮まったことになるのではなかろうか(苦しい)。
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