俺之脳髄(オレズイ)

俺の脳内はいつもこんなモノで満たされてます的ブログ。げんしけん、プリキュア、プロレスなど雑食気味デス。

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先刻

Author:先刻
過去にとらわれ万事後ろ向き
新しいネタに弱い情弱野郎ですが
周回遅れでぬるーくオタクしてます
お気に入りは「げんしけん」。 二次創作にまで手を染めてしまい、その因果で順調に人生が狂っています。
そのほか、昭和特撮、007、プロレス、アニメ、ダメ映画、スバル車あたりが先刻を構成する主成分です。

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16122601001.jpeg予告より


自宅の近所で上映している映画館が無かったので残念に思っていたけれど、今年のうちに見る事ができたー。

感想結論として、心を揺さぶられた感じ。

出張先で見たけれど、レイトショーで見終わった映画館から、宿泊先のホテルまで3~40分を呆然としながら歩いて戻った。そのくらい余韻が半端ない。


映画をたくさん見る通では無いのだけれども、「今年一番の映画」どころじゃない高評価を与えたいと思った。



(以下、バレあり)




この世界の片隅に 劇場アニメ公式ガイドブック「この世界の片隅に」公式アートブック



一回見ただけで、まだ処理しきれないものが多くて整理しきれていないけど、いま感じているものだけでも、支離滅裂でも書きなぐってみる。



生活感、その描写が細やかでコミカル。

空襲警報、防空壕作り、物資配給など、次第に状況は厳しくなるけれど、大らかさを失わずにけなげに生きている姿が良い。


16122601003.jpeg予告より


はっきりした大きな物語があるわけでなく、日常の一コマ一コマを切り抜いていく。可笑しなオチがついたりして、その小さな日常を繰り返していくんだけど、一見穏やかでコミカルな日常をしっかり描いているから、突然生死に関わる事象に襲われたり、呉の地で広島原爆の日を迎える(=見ている側は悲劇が近づくのを知っているから切なくて恐ろしくい)のが重く心に刺さってくる。

失われた右手についてのモノローグとか痛々しくて辛くなってくる。

なお、平和な時に何度も見せてた あちゃー顔 を、右手を失った後に初めて見せた時は、ホッと救われた気がした。



戦争の悲惨さだけをことさら強調する従前の映画よりも、その時代を確かに生きている生活感があるから、真に迫ってくると思った。


その生活感を裏付けるのが画面の膨大な情報量。

片淵監督が物凄い取材量で、広島や呉の当時の街並みやそこに生きる人の再現を図ったと見た後に知った。

その裏話や、舞台の再現度について知らないで見ていても、画面からはその凄みが伝わってきた。




ちなみに原爆ドームの被爆前の姿って、若い人はピンと来ないのではないだろうか。

自分は「フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)」の序盤に出てくる建物なのですぐに分かった(笑)。

すずさんが生きているこの時代に、ドイツから広島へ怪物の「心臓」が届けられるんだよなぁ…(マテ


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あと余談になるけど、「この世界の片隅に」の北條家の食卓で「いただきます」と手を合わせる場面があった。

一方、最近見た朝ドラでは合掌せず「いただきます」を言うだけだった。

戦後まもない時代で割と近い時代設定だったと思うけど、朝ドラのそのカットは見ていて妙な違和感があった。


もちろん合掌しないポリシーの家もあるだろうけど、果たしてあの時代では一般的だったのかどうか……。最近は学校給食で合掌しない所もあるけど、個人的には今回の映画の一場面を見て凄く安心感を憶えた。




前段のすずの子供時代、幻想と現実とが絡み合うような場面(ばけもんとの遭遇とかうさぎの波とか)は、童話を見るかのよう。


そんなすずが成長していき、降って湧いた縁談で結婚し、社会も戦争の暗雲がさしかかって………いくんだけど、状況にながされていつの間にか婚儀が進んでいたと言うほどの「ぼーっ」とした性格と優しさで、周りからも愛されつつ生き抜いてゆく。義姉との仲もギスギスしてそうで、でもどこか優しさが滲んでたり。

しかもその様子はコミカルで、楠公飯のくだりなどはギャグと化して、ほっこりしてくる。

ほっこりしながらも、調理風景が詳しく描写されている。食べるということが丁寧に描かれているから、「生きてる」ことをより強く感じさせる。


16122601002.jpeg予告より


右手と晴美を失うという大きな悲劇(原作も未見なんで、ほんとビックリさせられた…)を経て、悔恨などでその大らかさや明るさが失われていったけれども、やがて「周囲の人の『笑顔の入れ物』になる」という思いや夫の周作に「ありがとう、この世界の片隅に、私を見つけてくれて」と語り掛けて、再び前向きになるというか、強く生きる思いになる。その時に、子供時代の幻想っぽかった「ばけもん」や想像の産物の「ワニ=兄嫁」がポンと登場するのは、すずさんが最初の頃の想像力というか優しい感性を取り戻していった事を表すのかなと思ったり。


直後に、一見唐突に閃光と共に広島原爆投下からはじまる孤児とその母の経緯に写っていき、瞬間は混乱したけれど、すずさんの物語はあの橋でばけもんと再会するとこでひとまず解決して終了(一区切り?)してるんだなと解釈。そして孤児の女の子の来し方から、すずさんと周作と出会って、家族となっていくことで、新しいはじまりになって、これからも生きることが続いていくんだなぁと感じた。あの子が一緒に呉に帰っていく場面はなんかもうじんわり感動してった。北條家の人たち、特に義姉さんにとっても戦争で失われたものに対する癒しにもなるだろうなと思ったりして…。


でも原爆は本当に罪だわ…浦野家の人たちを奪って、すみちゃんまで…。あの腕のカットはその先の悲劇を予感させて悲しい。


16122601005.jpeg予告より



恋愛模様も思ってた以上にあって、凄く良かった。

哲さんへの仄かな思いとか、周作がその思いに気付いてすずと哲の2人きりの時間を作ろうとするとことか……。見ながら、周作それでいいのかよ!と思ったりしたけど、あれを経ていつもぼやーんなすずが現在の自分の気持ちを痛感して、周作との間もより密接になってくのが良かった=素直に喧嘩腰になって、それで困惑する駅員さんというコミカルオチにしてるとこも好き。


そして周作とのキスシーンが、初夜も防空壕もどちらもエロティックでドキドキして好きだなぁ。特に防空壕でのキスは良い、笑えるオチも良い。

戦時中でも生きて、食べて、愛して、そんな切り取られた場面が(クドくなく)散りばめられているから、あの時代が現代に続いていることが感じられる。説教じみたものが無くても戦時を考えさせられる優れた映画なんだと思った。


16122601004.jpeg予告より


一回見ただけでは処理しきれない情報量とか、感動とか泣けるとか単純に言えない、表しきれない何かがあるのでもう何回かは見たい。

どうしても劇場で見たい。空襲や対空砲火の音響の迫力が物語上絶対必要だと思うから。




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